「伝えたいことはあるのに、スライドがまとまらない…」
プレゼン資料の作成には時間も労力もかかりますが、ChatGPTを使えば構成づくりから文案、見出し、デザインのアイデアまで、一人で悩む必要がなくなります。
今回は、ChatGPTと一緒にプレゼン資料を効率よく作る実践的な方法をご紹介します。
ChatGPTがプレゼン作成でサポートできること
- 全体構成のアウトライン化
- スライドごとの見出しと要点整理
- 説明文・ナレーション文のたたき台作成
- 図や表の提案、デザイン要素のヒント
- Q&A対策・想定質問のリストアップ
パワーポイントやGoogleスライドと組み合わせることで、人前で話す準備まで効率化できます。
プロンプト例①|プレゼン全体の構成を考えてもらう
冷凍食品の新商品(北海道産かぼちゃのポタージュ)の販路開拓に向けた営業プレゼンを作りたいです。 スライド構成案を10枚以内で考えてください。 相手は地域スーパーのバイヤーです。
→ ChatGPTは「背景・商品特徴・差別化・実績・価格・導入メリット・まとめ」などの構成を提案してくれます。
プロンプト例②|各スライドの文案を作ってもらう
上記の構成案にそって、各スライドのタイトルと本文(要点)をそれぞれ3行以内で作成してください。 トーンはビジネス向けで、端的にお願いします。
→ そのままスライドに貼り付けられるレベルの文案が出力されます。
プロンプト例③|ナレーション用のトークスクリプトを作成
営業プレゼンのスライドに合わせて、1〜2分程度で話すナレーション原稿を作成してください。 聞き手にわかりやすく、親しみやすいトーンでお願いします。
→ スライドの補足や強調点を、口頭説明用に整理してくれます。
プロンプト例④|質疑応答の準備をしてもらう
この営業プレゼンに関して、バイヤーから想定される質問と、それに対する模範回答を5セット用意してください。
→ 「価格競争力」「賞味期限」「物流体制」「原材料の安定供給」など、よくある質問に備えられます。
プロンプト例⑤|簡単なグラフや図のアイデアをもらう
プレゼン資料で使えそうな簡単な図やグラフのイメージを3案ください。 手書きでも再現できるように、簡素な構成で。
→ ChatGPTは、「商品比較表」「3つの特徴を分ける円グラフ」「Before/After構成の図」などを提案します。
まとめ|ChatGPTで「考える」と「伝える」の距離が縮まる
プレゼンは内容と構成がすべて。ChatGPTは、構想段階から仕上げの原稿まで一気通貫で支えてくれるビジネスパートナーです。
苦手意識がある方こそ、まずは「たたき台」を作らせてみることで、伝える力が格段にレベルアップします。
次回予告
第11回では、「ChatGPTを使った業務マニュアルの自動化と整備術」について紹介します。
教育コストを下げ、誰でもできる業務を増やすために、AIがどう役立つのかを見ていきましょう。
コメント